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治療就労両立支援センター所長の挨拶

寺本院長
所長 寺本 明

 従来の職場における安全衛生対策の対象は、じん肺、振動障害、各種有害化学物質の中毒等の疾病や、作業環境が直接の原因となって発生・発症する業務上の外傷や疾病でありました。

 しかし、近年の安全衛生対策は、これらの直接的な業務上外傷や疾病に加えて、作業環境の変化や不規則な生活習慣の拡大、勤労者の高年齢化に伴う、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、ストレス性疾患などの、作業や作業環境がその発症の一つの要因となる、あるいは症状の増悪要因となる作業関連疾患にも及んでおります。

 さらに数年前からは、作業や作業環境と関連性の乏しい「がん」についても「治りうる」疾病となり、職場復帰による労働力の維持・確保と、その支援のための社会的システムの構築が大きな課題となってきております。事実、政府の労働政策をはじめとして、企業の安全衛生対策において積極的に取り入れられようとしております。

 さて、(独)労働者健康安全機構では、平成26年4月から『勤労者予防医療センター』を『治療就労両立支援センタ−』と改称し、これまで『勤労者予防医療センター』で行ってきた業務上疾病、作業関連疾患の予防医療活動に加えて、がん、糖尿病、脳卒中の罹患者及びメンタルヘルス不調者に対して休業等からの職場復帰や治療と就労の両立支援への取組を行うことといたしました。まずはこれらに関する事例を集積して、労災指定医療機関等向けのマニュアルを作成・普及するなどの事業を拡充し、さらにこの事業に関連する研究を行うことが方針に追加されました。

 東京労災病院治療就労両立支援センターに於いても、前述のうち『メンタルヘルス不調者』と『がんの罹患者』、『脳卒中の罹患者』に対して、治療と就労の両立への支援や、休業からの職場復帰の事業と支援に関する調査研究に取組むこととなりました。

 以上、東京労災病院は単に医療の提供に留まらず、予防医療活動から治療を経てそのあとの復職支援、両立支援といった、患者さんの人生に沿って一貫した医療と支援の提供に取組む事を目標に掲げております。当院では『最善の医療を温かい心で』をモットーに、職員ともども皆さまに愛される病院作りをしてまいりたいと考えておりますので、今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
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